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「伝説の株式公開請負人」沼田榮昭のリアル曼荼羅 その3 国際情勢はいつも「複雑怪奇なる新情勢」かもしれません。バイデン大統領の世界戦略が、中国封じ込めからロシア解体に、シフトしていると感じます。そろそろ、日本も米国盲従のリスクを考えるべき時期が来ています。(令和4年5月23日)

 
「伝説の株式公開請負人」沼田榮昭のリアル曼荼羅 その3 国際情勢はいつも「複雑怪奇なる新情勢」かもしれません。バイデン大統領の世界戦略が、中国封じ込めからロシア解体に、シフトしていると感じます。そろそろ、日本も米国盲従のリスクを考えるべき時期が来ています。(vol.3)

 <本節>

 ロシアのウクライナ侵攻は無い、と私は考えていました。「自分に関係のない情報に夢中になり、本当に大切なことを考える時間を無駄にしてはいけない」という論旨で、「ウクライナ関連情報に一喜一憂するのは『情報糖尿病』だ」と話しておりました。2月24日(ウクライナ侵攻の開始日)は、私にとって痛恨の日となりました。思い込みで国際情勢を語るととんでもないことになる、そんな教訓を得ました。「欧州の天地は複雑怪奇なる新情勢を生じた」と辞任した首相もおりましたが、国際情勢はいつも「複雑怪奇なる新情勢」かもしれません。

 
「伝説の株式公開請負人」沼田榮昭のリアル曼荼羅 その3 国際情勢はいつも「複雑怪奇なる新情勢」かもしれません。バイデン大統領の世界戦略が、中国封じ込めからロシア解体に、シフトしていると感じます。そろそろ、日本も米国盲従のリスクを考えるべき時期が来ています。 (vol.3)

 そんな反省をしながら「台湾は大丈夫なのか」と考えました。米国CIAの分析では、習近平はロシアのウクライナ侵攻の経過に動揺しながらも、台湾侵攻の決意は揺るいでいない、とのことです。「中国の核心的利益」「毛沢東を越える」といったロジックは、今も変わってはいないようです。米国国務省のWEBの、台湾の記述が変わりました。米国は「一つの中国」を認めない方向に舵を切った、と騒がれました。ただ国務省の担当者は5月11日の定例記者会見で「我々の台湾政策は何も変わっていない」と表明しております。これまでも「一つの中国」という中国の主張を「認識している」が、米国の見解は明らかにはしない、というスタンスであったようです。中国から見れば中国の国内問題ですが、米国がそうは見ていないことが明確になりました。

 
「伝説の株式公開請負人」沼田榮昭のリアル曼荼羅 その3 国際情勢はいつも「複雑怪奇なる新情勢」かもしれません。バイデン大統領の世界戦略が、中国封じ込めからロシア解体に、シフトしていると感じます。そろそろ、日本も米国盲従のリスクを考えるべき時期が来ています。 (vol.3)

 米軍のアフガニスタン撤退は昨年8月に完了、これ自体は失敗でした。ただ中国関連に戦力を集中する、という戦略は私にも理解できます。これに先立ち昨年3月、インド太平洋軍司令官フィリップ・デービッドソン大将(当時)は「2027年までに中国が台湾に侵攻する恐れがある」と議会の公聴会で警告をしました。情勢は逼迫しているようです。2027年は中国人民解放軍創設100年に当たる年であり、習近平国家主席が今秋の共産党大会で3期目の続投を決めれば、この3期目の任期となる年です。中国軍の近代化のスピードは米国情報機関の見立てよりかなり速い、と証言しております。米国の情報力はウクライナでも実証済み、こうした流れの中でのアフガニスタン撤退だと私の目には映りました。

 
国防事案という究極の公共の利害に関する事実である馬毛島基地整備計画を考察する その17 まさかの防衛省による処分禁止仮処分だった!松澤泰生が権利者と称して、まさかの躍動!2022年3月28日、防衛省が債権者として、処分禁止仮処分が登記された。そして、同日、防衛省だけでなく、有限会社和光堂(東京都中央区銀座8−15−10、取締役:中島五月・取締役:高橋智美)なる法人が、松澤泰生の持つ仲介手数料支払請求権を4億8000万円及びコンサルタント料支払請求権8億円を2022年2月1日に譲受したとして、仮登記抵当権移転仮登記。馬毛島の残りの100億円をめぐり、国防事案という究極の公共の利害に関する事実である馬毛島基地整備計画をネタにして、防衛省は詐欺師たちと金の戦争をしている場合なのか?この不毛な100億円をめぐる馬毛島基地整備計画をネタにして跋扈する詐欺師たちによる金の戦争を生み出した菅義偉前総理大臣の責任が問われることになるのは間違いないであろう。(vol.17)

 現時点で資本市場(為替相場や株式・債権相場)は、早期の台湾侵攻までは織り込んではいないと思われます。中国の0コロナ政策のリスクを織り込み、中国に関係の深い企業の株価の下落が目立ちますが、ほぼ経済面での想定と思われます。ただウクライナのケースでも、直前まで資本市場に目立った反応はありませんでした。台湾侵攻は中国にメリットがあるとは思えません。ただこれも、ウクライナ侵攻でも同じです。一方の当事者である台湾(国家安全局)は、「ウクライナ侵攻の失敗により台湾侵攻は4年程度遠のいた」と分析しております。2026年(今から4年後)〜2031年(2027年の4年後)という予測なのでしょう。世界軍事力ランキング2位のロシアが、22位のウクライナに苦戦しております。3位の中国が21位の台湾への侵攻となると、さらなる苦戦となるでしょう。その上侵攻に対する西側の結束も確認されました。

 
「伝説の株式公開請負人」沼田榮昭のリアル曼荼羅 その3 国際情勢はいつも「複雑怪奇なる新情勢」かもしれません。バイデン大統領の世界戦略が、中国封じ込めからロシア解体に、シフトしていると感じます。そろそろ、日本も米国盲従のリスクを考えるべき時期が来ています。 (vol.3)

 視野を広げてみます。戦略的な整合性からはメイン・ターゲットは中国、米国はロシアを取り込むべきとも思われます。私なりにロシアの主張を追いかけると、ウクライナ侵攻は十分止められた戦争でした。また停戦交渉のタイミングも、これまでいくつか考えられました。バイデン大統領の世界戦略が、中国封じ込めからロシア解体に、シフトしていると感じます。ロシアの愚行を奇貨として、臨機応変に戦略的な対応を行った、という話なのでしょうか?外交に首脳間の個人的ケミストリー(化学反応)がどの程度影響するのか私には分かりませんが、バイデンは過去、習近平とは親しい時代があり、プーチンとは一貫して敵対していたと思われます。プーチンは政敵トランプと親しく、米国の中間選挙前に息の根を止めておく、なんて戦略なのかもしれません。

 
「伝説の株式公開請負人」沼田榮昭のリアル曼荼羅 その3 国際情勢はいつも「複雑怪奇なる新情勢」かもしれません。バイデン大統領の世界戦略が、中国封じ込めからロシア解体に、シフトしていると感じます。そろそろ、日本も米国盲従のリスクを考えるべき時期が来ています。 (vol.3)

 米国がロシアに注力する中、中国への圧力は激減し、中国は漁夫の利を得る立場です。0コロナ政策で混乱を深める中国には、願ってもない慈雨でしょう。ロシア圏の崩壊は既に確実な状況に見えますが、なおもウクライナへの軍事物資の大量供給は止まりません。武器貸与の法的手続きを簡略化する武器貸与法が米国で成立しましたが、一方で対戦車ミサイルジャベリン、対空ミサイルスティンガーなどの在庫払底が報道されております。これに伴い台湾国防部の発表では、155ミリ自走榴弾砲「M109A6」の台湾への売却が遅れるようです。計画では23年に8両、24年と25年にそれぞれ16両の予定でした。これらが2026年以降になるとのことです。2026年以降が危ない、とする台湾の国家安全局の見立てとは整合性が取れますが、少し呑気な話です。

 
「伝説の株式公開請負人」沼田榮昭のリアル曼荼羅 その3 国際情勢はいつも「複雑怪奇なる新情勢」かもしれません。バイデン大統領の世界戦略が、中国封じ込めからロシア解体に、シフトしていると感じます。そろそろ、日本も米国盲従のリスクを考えるべき時期が来ています。 (vol.3)

 NATO(北大西洋条約機構)のグローバル化が進む一方で、足元の欧州ではドイツ封じ込めを念頭に置いた伝統的な欧州秩序に変動の兆しがみられます。ドイツは慎重な姿勢ですが、ロシアを追い詰めるためには国際秩序の再編成がさらに進みそうです。大量の兵器を持つウクライナの戦後処理も心配です。ロシアの原油、天然ガスを補うため、中東ではイランとの新たな核合意が進展しているようです。バイデン政権所与の政策ではありますが、伝統的な米国の友好国であるサウジアラビアとの間に隙間風が吹きます。11月8日には米国・中間選挙、戦時下というのにバイデン民主党に勢いが無く、「ウクライナは欧州の問題」とするトランプ派(共和党)の巻き返しが予想されます。バイデンとトランプ、米国の外交戦略は今後も一貫性を欠き、「複雑怪奇なる新情勢」がますます進展する恐れを感じます。


命を張っても横浜市へのカジノ(IR)誘致に反対する、「横浜港ハーバーリゾート協会」を設立した「ハマの首領(ドン)」港湾荷役業「藤木企業」の横浜港運協会の藤木幸夫会長が、『ハードパワー』と闘うと宣言! (vol.68)

 戦後の日本は、少なくとも表面的には、対米盲従外交を進めました。政策決定のプロセスは時に醜いものに見えましたが、結果論で考えれば、日本の選択は妥当であったと私は思います。今回の対米盲従も、結果論としては正解だったのでしょう。ただそろそろ、米国盲従のリスクを考えるべき時期が来ています。米国の世界戦略はこれまでも迷走の連続でしたが、それを補うだけの圧倒的なパワーが米国にはありました。

 
「伝説の株式公開請負人」沼田榮昭のリアル曼荼羅 その3 国際情勢はいつも「複雑怪奇なる新情勢」かもしれません。バイデン大統領の世界戦略が、中国封じ込めからロシア解体に、シフトしていると感じます。そろそろ、日本も米国盲従のリスクを考えるべき時期が来ています。 (vol.3)

 結論です。中国の台湾侵攻ですが、党大会で習近平の三選が決まった場合、その後は実行に移されるリスクを感じております。ロシアが敗退しウクライナが西側に入ると、中国はトップとNo.2の軍事技術の移転元を失います。ロシアが体力を残す間に、国際情勢を変化させたい誘惑を感じるかもしれません。米国が懸念しているミサイルは半導体の塊、時間の経過は半導体に弱い中国に不利に働きます。トランプ派(共和党)は台湾防衛に熱心ですが、11月の米国中間選挙で議会が共和党主導に変われば、大統領と議会が捻じれます。習近平三選のシコリも残るので、成果が欲しいタイミングです。台湾侵攻の研究・準備の蓄積が中国にはあります。中国国内の報道は勇ましく、台湾侵攻を見送るリスクも大きそうです。

 <起因>

 創刊10年目発刊400号記念企画の第二弾として、「伝説の株式公開請負人」リアル曼荼羅プロジェクト主宰の沼田榮昭が、お祝いの趣旨で、ちょいとの間、連載してくれることになりました。

 <沼田榮昭とは>

 
「伝説の株式公開請負人」沼田榮昭のリアル曼荼羅 その1 Boys, be ambitious. 〜男の子よ、「やんちゃ」であれ!〜。50歳過ぎの林住期(りんじゅうき)。(vol.1)

 沼田 榮昭(紫雲山寶瑞院副住職・リアル曼荼羅プロジェクト主宰)

 楽天・サイバーエージェントなど有力企業の上場を手掛け、大和証券株式会社公開引受部勤務時代から通算して、70社強の株式公開を実現、「伝説の株式公開請負人(日経新聞記事より)」と言われる。上場会社生涯100社構想に向けて、スタートアップ企業の発掘・育成・投資に現在も邁進。2000年〜2021年まで21年間、サイバーエージェントの社外役員を務める。日本証券アナリスト協会検定会員(証券アナリスト)。人間経済科学研究所フェロー。株式会社ファンドクリエーション シニアアドバイザー(現任)、リカバリーインターナショナル株式会社 独立社外取締役(現任)。

 高野山真言宗大日寺(代々木八幡)で得度、紫雲山宝瑞院(虎ノ門・浄土宗系単立寺院)副住職。中華人民共和国主治中医師(内科)、大阪音楽大学客員教授、復旦大学(中国・上海)日本研究センター客員研究員。真言密教、統合占星術・星平会海、量子力学波動デバイスTime Waver等を取り入れた経営支援を実施。
Time Waver歴は1年強(2021年2月〜)、これまで80人強に対して150回のセッションを経験。
合同会社スピテック・タイムウェーバー実践スクール第一期生(現在の「アドバンス編」)修了、CIF認定TimeWaverセラピスト養成講座1【第1期】修了、CIF認定TimeWaver BIZ トレーニング1修了、全6回連続講座「意識の科学とその応用」受講中、CIF認定TimeWaver セラピスト養成講座2受講中

 <沼田榮昭のイベントのご案内

2.紫雲山寶瑞院 第一回仏教東京勉強会

主 催:株式会社Yamato アトリエ和・姫
日 時:2022年5月27日(金) 15:00〜17:00
場 所:京浜東北線大森駅近辺(参加者に個別に連絡します)
対 象:仏教の基礎を学びたい方
参加費:3千円(税込み) 当日会場でお支払い下さい
講 師:沼田榮昭(紫雲山寶瑞院副住職)
参考図書:「図説 密教のすべて」(大栗道榮著・大日刊行会/2,200円)

【コメント】
講義は参考図書に沿って進めますが、ご購入頂かなくても簡単なレジュメを用意いたします。念珠(数珠)・塗香をお持ちの方は持参下さい。
第一回のテーマは「五部の秘経:『大日経』『金剛頂経』『五相成身観』(参考図書P14〜P19)」です。最初ですのでわずか6ページです。ただ密教の叡智が集約された部分でもあり、独学では苦労すると思います。
参考図書は真言密教の書籍ですが、勉強会のテーマは真言密教を通して日本の仏教・神道を概観し、それぞれが幸せになる道を探すことです。量子力学・脳科学の観点も踏まえ、自由な解釈での説明となりますので、その点はご了承下さいませ。
今後、月1回の開催を目指しております。10月21日(金)〜23日(土)は、TimeWaverと共に高野山参拝を予定しております。
3.興和サイン主催 共同経済セミナー「大乱の時代を生きる」
https://www.couwasign.jp/news/post-44425/
日 時:2022年6月4日(土) 13:15〜16:45
場 所:中野サンプラザ 研修室12 https://www.sunplaza.jp/access/
東京都中野区中野4丁目1-1
参加費:2万円(税込み) 当日会場でお支払い下さい
講 師:大原浩先生(国際投資アナリスト)、沼田榮昭(紫雲山寶瑞院副住職)

【コメント】
今回の円安に、私(沼田榮昭)は日本の崩壊につながるリスクを感じております。
「日本以外は全部沈没」を唱える大原先生と、はじめての大激論になりそうです。
最近「ドル以外は仮想通貨で」と唱える私と、ドル崩壊論の大原先生、ここも議論を深めたい論点です。
二人共「世界経済の危機」を想定、「経営者の危機管理」が、今回の隠れたテーマになりそうです。欧米のMBA経営学、ユダヤ・客家の危機管理、日本仏教の和の経営学など、多様な観点から対策を掘り下げたいと考えております。
4.CIF認定Time Waverセラピスト受験のためのTime Waverモニターのご案内
CIF=Consciousness Information Field Institute(意識情報フィールド研究所)
https://cif-institute.org/sukumane/page/top
詳細な案内を作成しておりますので、問い合わせ先よりご請求下さいませ!

対 象:どなたでも。
(ただしTime Waverセラピーの未経験者とみなして、はじめての方と同様のセッションとなります。)
料 金:15,000円(2回セット:モニター料金)
CIF認定TimeWaverセラピーによるセッション(60分)は、初回38,500円、リピート27,500円、2回合計で66,000円が正規料金となります。
期 間:4月18日(月)〜6月4日(土)
この期間内に初回セッション、リピートセッションの2回(各1時間)、モニターをお願いいたします。ご希望の方には6月以降、3回目のサービスセッションを無料で行います。
内 容:CIF認定TimeWaverセラピーによるセッション(60分)と同一の内容です。
条 件:はじめての方の場合、セッションの内容を資格認定のためのレポートとしてCIFに提出する場合があります。その場合、個人情報は厳正に管理いたします。現時点で必要なレポート数は充足しておりますが、より良い内容のレポートを提出したいと考えております。
5.Time Waver Biz活用のモニターのご案内
Time Waver BizはTime Waver社が約10年の検証作業を経て商品化して経営支援ツールです。通常のTime Waverとは異なる独特の使い方・見方があります。ビジネスに活用したい方、是非お試し下さいませ。
対 象:会社のオーナー、もしくは屋号を持つ個人事業主。
7月スタート4社、それ以降各月スタート3社まで
料 金:15,000円(3回セット:モニター料金)
正規料金は内容を追加して170,000円〜の予定です。
期 間:2022年3月〜9月スタート 3ヶ月連続で各月1回(60分)です。
内 容:企業経営に関するテーマ
条 件:こちらも私の練習が目的です。
 <次回予告>

 創刊10年目発刊400号記念企画第二弾として始まった沼田榮昭のリアル曼荼羅、沼田榮昭はジャーナリスト佐藤昇とは月刊日本(主幹:南丘喜八郎)における吉田松陰の講孟箚記の勉強会で一緒に机を並べていた勉強仲間である。
  「伝説の株式公開請負人(日経新聞記事より)」と言われ、高野山真言宗大日寺(代々木八幡)で得度、紫雲山宝瑞院(虎ノ門・浄土宗系単立寺院)副住職の沼田榮昭による時事総論をお楽しみ下さい。

 <復習>

 Boys, be ambitious. 〜男の子よ、「やんちゃ」であれ!〜

 
「伝説の株式公開請負人」沼田榮昭のリアル曼荼羅 その1 Boys, be ambitious. 〜男の子よ、「やんちゃ」であれ!〜。50歳過ぎの林住期(りんじゅうき)。(vol.1)

・1877年「男の子よ、やんちゃであれ!」と言ったのは、札幌農学校(後の北海道大学)の教頭を辞し帰国するクラーク博士です。明治の日本男児達は直立不動で拝聴したのでしょう。「少年よ、大志を抱け!」と訳されますが、辞書でambitiousは「野心」、「大志」というよりは「やんちゃ」です。帝国大学の権威に忖度したのでしょうか。これに続けて「大志とは、金銭、我欲のためにではなく、また、人呼んで名声という空しいもののためであってはならない。人間として当然持つべきもののために大志をもて!」と言ったと伝えられます。ただこれは後世の創作だそうです。近代日本の微笑ましい情報操作です。

・Be ambitious(やんちゃであれ)は私も好きな言葉です。

男性に限らず女性も、やんちゃな人が好きです。仏教の祖師達もやんちゃでした。お釈迦様は宗教的権威に支えられたカースト制度に異を唱えました。弘法大師も法然上人もやんちゃでした。彼らは「流れを変える人」でした。その後の諸賢達は「流れを繋ぐ人」です。彼らの教えは体系化され整備が進みました。教えそのものよりも、人間性の相違が大きいのかもしれません。

・実は「Boys, be ambitious like this old man(男の子よ、やんちゃであれ、この老人のように)」と言ったと言われます。Boysは聴衆である学生への呼びかけ、this old manはクラーク博士ご自身です。50歳を超えた頃の発言です。現代なら「老人」という年齢ではありません。生涯にわたりambitiousであるのが理想ですが、せめて50歳を過ぎたら私もmbitiousでありたいものです。

 50歳過ぎの林住期(りんじゅうき)

 
「伝説の株式公開請負人」沼田榮昭のリアル曼荼羅 その1 Boys, be ambitious. 〜男の子よ、「やんちゃ」であれ!〜。50歳過ぎの林住期(りんじゅうき)。(vol.1)

・インドには四住期(しじゅうき)という、人生を4つの時期に区切る考え方があります。五木寛之氏の著書「林住期」で、この考え方は日本にも広がりました。25歳までが学生期(がくしょうき)、師や先輩方の指導を仰ぎ、心身を鍛え抜く時期です。50歳(あるいは定年)までが家住期(かじゅうき)、社会と家族のためにバリバリ働く時期です。50歳〜75歳が林住期、社会の義務や家族から離れ、自分がやりたいことに打ち込む時期です。75歳以上は遊行期(ゆぎょうき)、人生の終焉に向けた終活の時期です。

・若者も起業し定年延長で老人も働く現代、家住期が肥大化しております。周囲の思惑や責任に流されるままでは、林住期が孤独と失意の期間になりかねません。かつては60歳で定年を迎え、70歳前後で死を迎えました。今は人生100年時代、家住期の後にも長い人生が待っております。法然上人が極楽浄土に救いを求めた鎌倉時代、日本人の平均年齢は24歳でした。現代では極楽浄土に行く前に、生甲斐を失い認知症に悩まされ、体が動きません。現代仏教の課題は林住期です。一方で林住期は、社会や家庭のしがらみも薄まり、思い切った自分らしい活動に最適な時期です。私も紫雲山寶瑞院の再建に参加し、体力が衰え寝たきりになっても社会とのつながりを保ちやすい、Time Waverの学習・実践を開始しました。収入や社会的評価を気にせず、心の声に従って生きる時期とも言えます。まさに「中年よ、やんちゃであれ」です。

・私が林住期を意識したのは、昨年12月、サイバーエージェントの役員を退任する57歳の折でした。以前から55歳で、ビジネスを卒業する計画でしたが、結局2年遅れました。「ビジネスか仏教か」という二者択一もやめました。仏教(2階)と現世(1階)との「階段」を目指すことにしました。私の場合は50歳を過ぎた頃から、お金儲けのモチベーションが急減しました。お金が儲かりそうでも、魂が震えないと、体が動かなくなりました。現在でもお金は、私の人生のテーマですが、稼ぎ方より使い方へと興味が移りました。死後の世界でお金は使えません。より魂を震わせるために、現世でお金を有効活用したい、そう思うようになりました。

・お金以上に変わったのは時間の感覚です。死後には現世の時間も引き継げません。それどころか現世ですら、林住期に入り50歳をすぎると、本日できたことが、明日にはできなくなります。同じ時間が流れている訳ではないのです。50歳を越えると私たちは、毎日少しづつ、分割して死を体験します。1分1秒が「南無阿弥陀仏」、分割して極楽浄土を目指すのです。大本山増上寺の法主でもあり、仏教大学理事長も努めた直木賞作家の寺内大吉氏は、1997年の山折哲雄氏との対談で、「私の中の教養みたいなものが、死後の世界はないと思わせる」と発言しました。この対談は朝日新聞に掲載されました。浄土宗僧侶の、浄土の実在を否定したかのような発言が、浄土宗内で問題になったと言われます。この問題意識には大いに共感できます。私は今、両親の介護に携わっております。だんだん不自由になる両親を見ていると、今できることは今やろうと改めて感じます。いかに健康に留意しても、不老長寿という訳にはいきません。極楽浄土は重要ですが、鎌倉時代の24歳の死は、現代では分割されて訪れるのです。私はそう考えます。

・この原理、人生の全盛期である家住期にも当てはまりそうです。家住期ならではの「魂の震え」に、集中するべき時期なのでしょう。四住期はそれぞれの、魂が震える原理が異なるのでしょう。今や私は林住期、お金はあっても使い道が減ります。豪遊は体力的に難しくなります。お金を払ってでも家に早く帰りたい、そう思う会食も多くなりました。新たな冒険に臆病になります。友人も高齢化して、話題がジジ臭くつまらないです。一方で若い世代との時間は貴重です。私がambitiousであることが、関係を築くコツだと思います。お金の使い道が無限に広がるambitiousな若者に、お金も時間も、もっと投資をしたいです。他人の人生に口を挟むのは野暮だと思います。それでももし質問して頂けるなら、気を使って回り道をする時間は無駄、隠し事なくストレートにお伝えしたいと考えております。(vol.1)

 
「伝説の株式公開請負人」沼田榮昭のリアル曼荼羅 その2 魂をブルブルと震わせていますか?生涯計画表、ミッションについて、称名念仏とambitious 。(vol.2)

魂をブルブルと震わせていますか?

〇生涯計画表

 私が修行したお寺(代々木八幡・大日寺)では、それぞれが「生涯計画表」を作成しました。まずは自分や周囲の人たちの死期を勝手に想定します。私は2006年42歳からスタートし、2044年80歳で死亡する計画でした。将来の話は鉛筆で、時間の経過につれて確定した内容はボールペンで記載します。2011年2月(46歳)まではボールペンでの記載があります。この頃はまだ、お寺に通っていたのでしよう。60歳の時点で1億円の資産を持ちたいと想定しましたが、当時はどうやっても計算が合わず、何日も悩んだことを思い出します。ambitiousならお金はついて来るよ、と当時の自分に教えてあげたい気分になりました。55歳で仕事をすべて辞めて、僧侶に専念するシナリオで した。それ以降の生涯計画表はスカスカですが、70歳からは「来世への準備」とあります。四住期の原理にも適合しています。想定寿命を少し延ばして、じっくりと再検討してみたいものです。皆様にも人生の大きなシナリオ作りをお勧めいたします。

〇ミッションについて

 Time Waverのセッションでは、「私の人生のミッションは何か?」といった質問を受けます。ただミッションは、その時々の自分の環境・欲望を意識化するためのもので、達成するためのものではありません。それを目指すプロセスで魂が震えやすくなります。この魂の震えが、人生の目的です。使徒パウロは、イエス・キリストとの出会いを通じて迫害から使徒へミッションを転換します。ミッションが間違っていたからこそ、魂の震えが大きくなります。生涯のミッションを、なんて賢く考えるうちは、決して魂は震えません。Time Waverでミッションを決めよう、こんな魂胆では、魂が震える筈もありません。お金や地位や異性のために騙し合ってきた世界が、魂の震えを通じて、感動に満ちた世界へと見え方が変わります。それに伴い、ミッションも自ずと進化していくのです。

 私の最初の就職先は証券会社でした。そこで私は「直接金融 (証券市場)を活用した、日本における殖産興業の実現」というミッションを抱きました。

 当時の日本では、産業育成はもっぱら間接金融 (銀行などの金融機関)が担い、この点が欧米諸国との大きな差でした。直接金融の力で日本に新しい産業を興したい、そんな気持ちで株式公開業務に携わりました。困難なミッションだと思っておりました。ところがこの改革は想像以上のス ピードで進みました。この過程で、私の魂もブルブルと震えました。東証マザーズ等の新興市場が出現し、当初は∃チヨチ歩きでしたが、次第に多くの産業が立ち上がりました。ミッション・コンプ リート (完了)と私が感じたその時に、リーマンショックが起こりました。私の人生で一番ambitiousな時間で した。壮大で実現不可能と思われるミッションも、結果は時代の流れ次第です。本気のミッションが実現し、私は今、二つ目の人生を生きております。

〇称名念仏とambitious

 法然上人は専修念仏を唱えました。法然上人の説く「南無阿弥陀仏」は魂の震える音、というのが私の直感です。だから他に修行は必要ありません。ただ一方で、魂が震えるなら、他の修行でも構わない筈です。実際に明恵上人は、仏教の保守本流の修行を再構築して魂を震わせます。法然上人からすれば「もう魂が震えているんだから、何だっていいんだよ」という話だと思います。議論の意味がありません。実はバカしか魂は震えません。だから法然上人は、バカにこだわります明恵上人も特上のバカですが、実は法然上人もお勉強ができました。史実で二人は直接会ってはおりません。もし会っていたなら、「バカはバカ同士、仲良くしようや !」という話になったのかもしれません。実際の歴史はそう簡単ではありませんでした。ただそこがまた、仏教の面白いところです。 (vol.2)

■政治団体「日本を正す政治連盟」ご支援のお願い
■ 佐藤昇は、政治団体「日本を正す政治連盟」を改組発足して代表に就任しました。

 その目的は、立憲民主主義の理念に基づいた「自由・自主・自立・自尊・平等」の精神、「言論の自由・表現の自由・報道の自由」等の国民の権利を守り、@政治(立法)を正す、A官僚(行政)を正す、B司法を正す、C企業(みずほ銀行等)を正す、D報道(朝日新聞等)を正す、E世の中(倫理・道徳)を正す等、日本を正すために必要な政治活動を行なうことです。(詳細はPOLITICSにて)

 何卒、賛助金等のご支援の程、よろしくお願い申し上げます。

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東京地方裁判所公認のジャーナリスト佐藤昇

「佐藤昇」は、東京地方裁判所による、平成27年(ワ)第13632号判決及び平成27年(ヨ)第59号決定において、公式に「ジャーナリスト」として認定されております。詳細は PROFILEにて
「ジャーナリストの王者 (チャンピオン)」を襲名
創刊7年目で発刊300号に到達
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「真夏の法曹祭」(令和元年8月1日開催)の風景

ジャーナリストの王者」佐藤昇が主催する第28回「真夏の法曹祭」の風景。中込秀樹弁護士(名古屋高等裁判所元長官)が法曹界の秘密の裏話を語る。詳細はSCHEDULEにて。

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ジャーナリストの王者」佐藤昇が代表者に就任して、政治団体 「日本を正す政治連盟」を改組発足しました。随時会員募集中です。 詳細はPOLITICSにて。

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詳細については9月9日記事をご参照ください。

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 週刊報道サイトの関係者であると名乗り、承認なく勝手に活動した上、恐喝・恐喝未遂を行っている者が存在するとの告発が寄せられております。
 なお、石坂幸久・中山登支彦(中山利彦)は、週刊報道サイトと一切の関係はありません。
 ご不審な事象がありましたら、お問合せ願います。

お問合せメールアドレス info@hodotokushu.net

新聞媒体配布の御案内

 週刊報道サイトは、インターネット上だけでなく、新聞媒体でもって、事件発生地域周辺へ集中的に配布する報道活動も行っております。
 マスメディアが扱えない、小さなメディアでしか報道できない事件を、相応の活動支援をして下されば、ゲラ作成から校了印刷し配布までの報道活動を請け負っております。
 新聞媒体を集中配布後は、地域住民から「よくやってくれた」と賛意や感謝の激励の言葉が数多く寄せられてきております。
日光東照宮(国宝陽明門竣工式)
稲葉尚正権宮司
稲葉久雄宮司
福原ソープランド界隈の礼儀知らず者?
徳島銀行М資金
ローソン玉塚元一会長М資金退任(週刊新潮)
小泉勝志賀町長学歴詐称(オンブズマン志賀)
 他多数実績有

朝日新聞を正す会

■平成27年2月9日、東京地方
 裁判所へ482名で提訴(vol.1)

■平成28年8月19日、甲府地方裁判所へ150名で提訴(vol.59)

■平成28年9月30日、東京高等裁判所へ229名で控訴(vol.60)

「朝日新聞を糺す国民会議」との盟約締結(vol.12)
■提訴の経緯(vol.56)
■会報(一面二面三面五面
■関行男大尉を偲ぶ(vol.17)
南京大虐殺はあったのか?(vol.30)
公式ホームページ
原告団弁護士米山健也弁護士
原告団事務局長 佐藤昇
訴状PDF
訴訟委任状PDF
問合せ先info@hodotokushu.net

大樹総研(矢島義也)

民主党議員(細野豪志ら)が群がる大樹総研(オーナー矢島義也)という実態のない団体の正体。乱交パーティーか?

カジノ解禁法案反対

セガサミー里見治自宅銃撃事件の真相を報道する

サントリーと暴力団

サントリーに完全勝利する

■サントリーが暴力団住吉会副会長へ利益供与を実行した事実の隠ぺい工作の全貌   

アライオートオークション小山

荒井商事主催アライオートオークション小山におけるメーター改ざん詐欺を争う裁判が勃発     

山崎製パン

山崎製パン大阪第一工場において異物混入したまま商品を出荷したとの内部告発文書を検証する

地位確認等請求事件への内部告発を検証する

福島県除染偽装事件等

福島県と三春町への取材結果

大林道路福島営業所への突撃取材結果

仙台震災復興生コンクリート工場詐欺事件    

リミックスポイント

國重惇史辞任

関係者4名逮捕

暴力団●道会関与か?

架空採石権4億円設定!

真珠宮ビル跡地

買付証明売買予約金策祝杯上客赤富士裏金枠偽造本間吉偲ぶ会一条工務店?刑事告訴予告公売か?武蔵野ハウジング東京都主税局徴収部とのルート構築イーストシティ藤江克彦が逃走    

齋藤衛(佐藤茂秘書?)

檻に3日間閉じ込められた後に埋められた齋藤衛氏(リュー一世・龍一成)を追悼する

イチロー選手

実父チチローから「殿堂入りする位の親不孝者だ」と言い放たれるイチロー(鈴木一朗)選手の資産管理会社IYI社の実像

阪神西岡剛選手

暴行傷害事件疑惑(診断書)・猿芝居感謝状

国立国会図書館

 週刊報道サイトは、国立国会図書館に納本され、国民共有の文化的資産として期限なく保存され続け、後世に継承されることになりました。
 詳細については9月9日記事をご参照ください。

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お知らせ

内閣官房拉致問題対策本部事務局のバナーを上記に掲載し、2014年4月1日より、北朝鮮による日本人拉致問題の啓発活動を行うために、弊社独自取材による連載記事を開始しました。皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

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<活動ご支援金振込先>
三菱東京UFJ銀行
亀戸北口支店 普通
 0033595
週刊報道サイト株式会社

 

京都・中山記念館

マルハン韓昌祐会長(vol.5)

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〒136-0071
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