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「M資金詐欺グループまた暗躍 5兆円融資の文書 だまされかけた上場企業会長も」他(26/11/18)

「M資金詐欺グループまた暗躍 5兆円融資の文書 だまされかけた上場企業会長も」 (1994/11/04 東京読売新聞夕刊)

 ◆まことしやか…大手銀幹部と同姓同名の偽名口座 金融機関を狙ったM資金詐欺グループがまたうごめいている。今年初めには、都内の大手銀行支店に同行幹部と同姓同名の偽名口座が開かれた後、これを窓口に五兆円の資金融資の文書が出回った。

 地銀の都内支店には、同一グループから五千億円の預金話が持ちこまれている。また、一部上場企業の会長が「長期低利で巨額融資を受けられると聞いた」と都銀本店を訪ねてきたケースも。

 この一年間で、M資金融資をめぐる企業側による警察への相談は数十件に上っており、警察庁など当局は、これら詐欺グループの追及に全力を挙げている。

 都内の大手銀行支店に、同行幹部と同姓同名の偽名口座が設けられたのは今年一月。

 同行によると、すでに同支店に普通口座を開設していた男が「息子の口座を開設したい」と窓口を訪れた。

 この息子の名が、同行幹部と同姓同名。同支店では、男に預金通帳を手渡したが、住所地などを確認した結果、該当人物がいないことがわかり、すぐに口座取引を停止した。

 その直後の二月、五兆円の資金受け入れの窓口として、同幹部名になっているこの口座番号を記した文書が出回った。

 文書には、銀行側担当者として副頭取や専務の名前もあり、融資の条件は返済期限十年、年利一%。預金通帳のコピーも付いていた。

 さらに、文書は「同行の別口座に二十兆円の資金を用意し、融資の準備が整っている」と書いていたが、同行は「偽名口座が悪用された。

 すべてでたらめで、文書にある資金融資もあるはずがない」。

 また、同じころ、この文書に資金責任者として登場した人物が、「五千億円の預金をしたい」といって地銀の都内支店を訪問。

 やはりその直後にも、「期限十年、年利一・五%で五千億円を融資する」という文書が出回った。

 同地銀は「うさんくさい話なので取り合わなかった」という。

 文書では、この人物は有名財界人の代理人とされていた。

 このほか、都内の金融機関には、債権購入に絡んで数十兆円の資金が頭取の自由になるという文書や、大蔵省や日銀から巨額な資金提供があるとする「不良債権の引き取りシステムについて」との文書などが送られている。それらの一つでは、責任者が「聖ヨハネ騎士団 ナイト・オブ・マルタ君主国 極東地区特命全権大使」という肩書を使っていた。

  銀行関係者によると、M資金詐欺グループが金融機関に目を付けるのは、不況に苦しむ経営者に対し、巨額な地下金脈の存在を信じ込ませる小道具や舞台を作るためで、偽名口座もこれらのひとつ。

 実際、今年九月初めには一部上場の大手メーカー会長が「五千億円の融資が受けられると聞いてきた」といって、詐欺グループのメンバーとみられる男とともに都銀本店を訪れたことがあった。

 その時、銀行幹部が応接室で応対し、「そんな話はない」ときっぱり否定したが、連れの男は、「これは極秘資金。頭取クラスしか知らないことだ」と会長に話していたという。 警察庁によると、M資金詐欺の相談は、昨年夏以来数十件も寄せられているが、いずれも大手企業のトップで、同庁では「まず周囲に相談することが肝心」と警告している。

「M資金で会社社長から1千万円、詐欺容疑で女性逮捕、県警」 (1994/11/27 西日本新聞朝刊) 旧日本軍の隠し財産をめぐる融資話を名目に、福岡市の不動産会社社長から約一千万円をだまし取ったとして、福岡県警が詐欺容疑で指名手配していた東京都新宿区北新宿一丁目、元不動産会社役員中川和子容疑者(60)が二十六日、都内で警視庁から逮捕された。

 この事件は、通称「M資金」と呼ばれ、不況時になると出現する詐欺手法。昨年ごろから全国で多発しており、警察庁が各都道府県警に注意書を出し、警戒を強めていた。

  調べでは、中川容疑者は昨年十二月下旬、東京都千代田区内のホテルで、福岡市内の男性不動産会社社長(38)に架空のプラチナ取引話を持ちかけ、一千万円をだまし取った疑い。

 中川容疑者は、社長に対して取引内容を「元外務省の高官がインドネシアで手に入れた旧日本軍のプラチナ約三十億円分が、米軍基地に保管されている。

 日本へ運びこむ運搬費の一千万円を用立ててもらえば、成功報酬として一億数千万円を払う」と説明。高官の背後に、元首相の存在を挙げるなどの作り話をして具体性をもたせていた。

 M資金は、終戦後に旧日本軍の管理物資のうち、貴金属類を押収して隠し財産にしたといわれる連合国軍総司令部(GHQ)のマッカート少将の頭文字を取ったという説が有力。

 昭和四十五年に、M資金絡みで航空会社の社長が辞任したことから表面化した。

 福岡県警は、会社社長の被害届を受け、今年四月に同容疑者を指名手配していた。


 
林信秀(57才)頭取  旧富士銀行派閥  東京大学経済学部卒

 2014年3月28日に株主代表訴訟が提訴されました。林信秀頭取は、国際畑を歩み、国内での裏金作りスキームに一切タッチしていなかったので、消去法で頭取に選ばれたと推察いたします。何も知らないことは、一番強いことです。なので、この株主代表訴訟の係争を契機に、及川幹雄被告を現場責任者として行った、代々脈々と受継がれている裏金作りスキームの膿を出し切ることを望みます。

 
塚本隆史(63才)元頭取
旧第一勧業銀行派閥
京都大学法学部卒
既に辞任済
 
佐藤康博(62才)前頭取
旧日本興業銀行派閥
東京大学経済学部卒
既に辞任済
 
及川幹雄(51才)
旧第一勧業銀行派閥
日本大学法学部卒
未だ逮捕されず

及川幹雄被告からの着信履歴です。
みずほ銀行への及川幹雄被告からの伝言メッセージです。内容は「自首をする」と言ってますよ。代表佐藤昇    
 
佐藤昇(42才)
生涯無派閥
専修大学法学部卒
既にパンチドランカーでポンコツ済

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