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新型殺人ウイルス「マーズ」が中東からやってくる(平成25年7月1日)

 

感染症の新たな脅威が出現した。患者55人中31人が死亡(6月7日現在)したマーズ(MERS)コロナウイルスである。感染すると、重症急性呼吸器症候群を引き起こす。ヨルダン、サウジアラビア,アラブ首長国連邦、カタールなど中東地域が発症地。同地域を経由した旅行者、医療従事者などが主に感染、さらに患者の家族や知人が2次感染した事例も報告されている。
治療薬は見つかっていない。マーズウイルスが高病原性を備えると感染力が強くなり、手がつけられなくなることも。 コロナウイルス研究の第一人者である日本獣医生命科学大学の田口文広博士によれば、マーズ・コロナウイルスに感染した人間が、重症呼吸器症候群に陥る事態は,サーズ(SARS)の再来を思い出させる、という。

サーズは、ハクビシンの体内にあるコロナウイルスが、免疫不全のヒトを介在して変異して発症した。

発見されたマーズ・コロナウイルスは、どういう動物の体内にあるコロナウイルスが変異したものか、まだ不明とされている。コウモリの体内にある数種のコロナウイルスの1種だと田口博士は指摘している。しかし、ヒトへの感染には別の動物が介在している必要があり、その発見が急がれる。

サーズの場合は、コウモリの体内にあるコロナウイルスが、ハクビシンに感染し、ハクビシンを食用にしている中国で生きたハクビシンの体液が免疫不全のヒトの体内に入って変異、そのウイルスが他人に感染する力を備えて猛威をふるったと分析されている。

マーズ・コロナウイルスは、患者の咳やくしゃみの飛沫を浴びることで感染する。中東やヨーロッパでマーズを発症した患者の多くが医療従事者であることから明らか。マーズの流行を防ぐには、患者を発見したら直ちに隔離する。患者の治療には全身を覆う重装備が絶対条件。患者は感染後数週間で呼吸困難や下痢、腎臓疾患を併発する。
中東経由で帰国した日本人が、これらの症状を発症した場合、医師に通報しなければならない。 マーズに感染した患者の治療は、専門薬がなく、対症療法を中心に治療されているようだ。我が国では、地方衛生研究所や政令指定都市の保健所に試薬を配布して患者の早期発見に備えているが、感染者は見つかっていない。

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