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一勧元会長に有罪 負の連鎖に謝罪と保身
 11人全員有罪で区切り(平成26年6月17日)

 

 1997年6月29日に宮崎邦次元頭取は自殺しました。ここに、及川幹雄被告を現場責任者として行った、現在も続く旧第一勧業銀行派閥の所業の根源があります。

 毎週、過去のメディア媒体の記事を読みながら、自殺した宮崎邦次元頭取の望んでいた、自らの死を契機にし、スッキリした形にして素晴らしい銀行にしてほしいという事案とは何だったのかを、皆様と考察していきたいと思います。

 今週は、1999年9月8日の産経新聞の記事の「一勧元会長に有罪 負の連鎖に謝罪と保身 11人全員有罪で区切り」です。

 一勧元会長に有罪 負の連鎖に謝罪と保身 11人全員有罪で区切り 「事件の背景には、銀行発足時から継続された大物総会屋と歴代最高幹部との癒着があった」−。

 八日午前、東京地裁(木村烈裁判長)で第一勧業銀行の元会長、奥田正司被告(六七)に有罪判決が言い渡された。

 歴代トップから引き継いだ総会屋との「負の関係」を断ち切れず、巨額の利益供与を主導した事件の構図を判決は明確に断罪した。

 初公判で謝罪、公判途中で無罪主張と心の揺れを見せ続けた奥田被告。

 総会屋との癒着、行内の長老支配…。

 会社ぐるみの犯罪を招いた各種の呪縛(じゅばく)は解けたのか。

 判決文が朗読される間、奥田被告は被告人席からずっと正面の裁判長の方を見据えていた。

◆判決に無表情 午前十時すぎ、奥田被告は紺のスーツ姿で入廷。

 やや緊張した表情で、裁判長に深々と一礼して被告人席に。

 裁判長に促され、背筋を伸ばして証言台の前に立った。

 執行猶予付き有罪判決が宣告されると、被告人席に戻り、無表情でほとんど視線を動かすこともなく、判決に耳を傾けていた。

 奥田被告は平成四年四月に頭取になった。

 日本勧業銀行出身の奥田被告の頭取就任に対し、会長には第一銀行出身の故宮崎邦次元相談役が就任。両行が昭和四十六年に対等合併して以来、続いていた「たすきがけ人事」だった。

 前任者がそれぞれの銀行出身者から会長と頭取ポストを交互に指名するというもので、「長老支配」を招いたといわれる。

  こうした特異な人事の下で、その地位とともに歴代トップと親交があった大物総会屋で元出版社社長の故木島力也氏との癒着関係も引き継がれていった。

  ◆付き合い泥沼 こうした裏社会とのつながりをさらに深める結果になったのは、四年九月に東京都内の料亭で行わた「トップ会談」で、宮崎元相談役と奥田被告が小池隆一受刑者(五六)への追加融資を承認したことだった。

 トップ会談では、二人の経営首脳が、木島氏の口添えで、まな弟子だった小池受刑者への融資を了承、審査担当役員の反対を覆させ、小池受刑者への融資を実行させた。

 だが、奥田被告は事件発覚後、「小池受刑者への融資は知らなかった」としていたのに、元副頭取の藤田一郎被告(六〇)=有罪判決=らが逮捕された九年六月十三日になって、行内の調査委員会に出向き、「宮崎さんと一緒に報告を聞いた」と告白した。

 同行は同日、ただちに会見で告白内容や奥田被告と宮崎元相談役ら三人の同日付辞任を発表した。

 次期頭取に決まっていた当時の杉田力之常務(現頭取)は会見で辞任の理由をこう説明した。

 「元出版社社長(木島氏)の影響力や呪縛の中で、これまでの(木島氏との)付き合いを考えた」 奥田被告の告白から捜査は急展開し、奥田被告と宮崎元相談役に迫り、宮崎元相談役は自殺、奥田被告は逮捕されるに至った。

 奥田被告は昨年一月の初公判で、「第一勧銀に対する社会の信頼を失墜させ、深く反省している」と謝罪し、起訴事実を認めた。

  だが、自己保身からか、公判途中で一転して「通常の融資報告は最初が頭取だが、一連の案件はまず(当時の宮崎)会長だった」「(小池受刑者の)師匠の木島氏と親密だった宮崎さんの関係で融資は進められた」と宮崎元相談役による主導に責任を転嫁した。

  トップ会談での承認などを否認し無罪を主張したかと思うと、最終弁論では「真実を述べたいという一念にすぎない」と反省の言葉を述べ、無罪主張ではないことを強調するなど主張が変遷していた。

 <代表佐藤昇のコメント>

 来週の6月24日に開催される、本年度のみずほFGの第12期定時株主総会は、3月28日に、株主代表訴訟も提訴されている、例年とは、異質の株主総会であります。

  代表の佐藤昇も、一株主として、出席します。  

 佐藤昇は、みずほ銀行側が、きちんと、この株主総会を契機に、及川幹雄被告を現場責任者として行った、旧第一勧業銀行派閥において、代々脈々と受継がれている裏金作りスキームの膿を出し切るという強い決意が、あるのかどうかの、確認に行くだけであります。




 
林信秀(57才)頭取  旧富士銀行派閥  東京大学経済学部卒

 2014年3月28日に株主代表訴訟が提訴されました。林信秀頭取は、国際畑を歩み、国内での裏金作りスキームに一切タッチしていなかったので、消去法で頭取に選ばれたと推察いたします。何も知らないことは、一番強いことです。なので、この株主代表訴訟の係争を契機に、及川幹雄被告を現場責任者として行った、代々脈々と受継がれている裏金作りスキームの膿を出し切ることを望みます。

 
塚本隆史(63才)元頭取
旧第一勧業銀行派閥
京都大学法学部卒
既に辞任済
 
佐藤康博(62才)前頭取
旧日本興業銀行派閥
東京大学経済学部卒
既に辞任済
 
及川幹雄(51才)
旧第一勧業銀行派閥
日本大学法学部卒
未だ逮捕されず

及川幹雄被告からの着信履歴です。
みずほ銀行への及川幹雄被告からの伝言メッセージです。内容は「自首をする」と言ってますよ。代表佐藤昇    
 
佐藤昇(42才)
生涯無派閥
専修大学法学部卒
既にパンチドランカーでポンコツ済

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