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中国大陸から眺めた日本列島(歴史認識その4) (5/20)

 

 吾輩は中国人、名前はまだない。

 本日の題材は歴史認識その4。

 国際社会は、「敗戦国」日本の取扱いに改めて手を焼いている。

 それが靖国問題である。

 もちろん、中国、韓国も、国民国家としては未成熟であったにせよ、同じ苦しみに直面している。

 日本の苦しみは、中国・韓国の苦しみでもあることに日本人は気付かない。

 国民国家の怨念をどう解消するのか、世界は永遠に回答を見つけられないのかもしれない。

 別の言い方をしてみよう。

 江戸時代の末期に薩英戦争(薩摩藩と英国の戦争)があり、その際に薩摩藩の農民・漁民は、英国軍からお金を貰い、英国軍の手伝いをしていた、という記録がある。

 島津藩は戦争をしていたが、島津藩の農民・漁民は特に英国と戦争は他人事だった。

 島津藩が倒れれば、庶民にとって、代わりは英国で何の問題もなかった。

 ヨーロッパでも、国民国家が成立するまでは、英仏が戦争状態でも、相手国への旅行には何の問題もなかったし、相手国で敵国の人間として扱われることも無かった。

 吉田松蔭を私達中国人が読むと、一地方の農業従事者(武士の家ではあったが、少年時代は農業にも従事していた)が、あの時代に、これだけの国家意識を有していた事が眩しい。

 「国民国家」を形成し、国家総動員体制を構築する必要性を薩長は早くから理解したことが、明治維新の性格を形成したとはいえ、明治の初期ですら、福沢諭吉ら日本の知識人は、日本の庶民の国家意識の希薄さに大いに危機感を持った。




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