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行内融合に尽力、総会屋との関係断てず−−自殺した宮崎邦次・元第一勧銀会長(4/22)

 

 1997年6月29日に宮崎邦次元頭取は自殺しました。ここに、及川幹雄被告を現場責任者として行った、現在も続く旧第一勧業銀行派閥の所業の根源があります。

 毎週、過去のメディア媒体の記事を読みながら、自殺した宮崎邦次元頭取の望んでいた、自らの死を契機にし、スッキリした形にして素晴らしい銀行にしてほしいという事案とは何だったのかを、皆様と考察していきたいと思います。

 今週は、1997年7月1日の毎日新聞の朝刊の記事の「行内融合に尽力、総会屋との関係断てず−−自殺した宮崎邦次・元第一勧銀会長」です。

 行内融合に尽力、総会屋との関係断てず−−自殺した宮崎邦次・元第一勧銀会長

 ◇腰低く人情家 第一勧業銀行の宮崎邦次元会長自殺の衝撃は、30日になっても金融界に静かに広がっている。総会屋への利益供与事件で東京地検に事情聴取されたことを苦にしたものと見られるが、バランス感覚と人柄の良さで金融界の中で右に出るものがいないと言われてきた人。

 財界活動にも積極的に取り組んできたバンカーとしては、あまりにも悲惨な最期だった。

 宮崎元会長は、1952年に第一銀行に入行。バブル絶頂期の88年に頭取に就任。

 92年から4年間、会長を務めた。

 90年代前半には、三和銀行の川勝堅二会長(当時)と水面下で合併を模索、合意に達しながら、公正取引委員会が大型合併を認めないことを理由に涙をのんだエピソードを持つ。

  趣味は映画観賞で、九州大学在学中は、映画監督を夢見ていた。大手銀行の頭取経験者とは思えないほど腰が低く、「頼まれたら断れない」(第一勧銀関係者)という親分肌の持ち主。労組委員長も務め、部下からの人望は厚かった。

 合併後、会長、頭取が第一、勧銀からそれぞれ出ては退任してきたが、宮崎元会長は初めて頭取から会長に就任、融合推進に尽力した。

 一方で、「スパッと断ち切る仕事は苦手」(都銀幹部)な人情家だった。「人の嫌がる仕事でも逃げない」とも言われ、かつてのトップから引き継がれてきた総会屋人脈から決別することはできなかった。

 今春には一時、日銀政策委員に起用されることが確実になったが、今回の利益供与事件で立ち消えになった。

 事件が発覚してからは、同行とやみ社会のつながりの背景を知るキーマンの一人とみられていたが、予想外の暗い結末となった。

 問題の所在を明確にして、対応を考えるのがトップの仕事。

 自殺という選択は問題の解明を妨げることになりかねない。

 同行の再生には、同行自身による事件の徹底解明が不可欠だ。

 <代表佐藤昇のコメント>

 17年前も、第一勧業銀行自身により事件の徹底解明をさせ、自助努力で再生させることは、全くできませんでした。

 なので、17年経った現在は、志あるメディアが、みずほ銀行内の旧第一勧業銀行派閥の及川幹雄被告を現場責任者として行った所業を徹底糾弾し、そして、その後に、特捜部が、17年経った現在の今回こそ、銀行ぐるみの犯行の構図を徹底解明することを期待します。

 株主代表訴訟の行方と共に、今後の展開をお楽しみ下さい。




 
林信秀(57才)頭取  旧富士銀行派閥  東京大学経済学部卒

 2014年3月28日に株主代表訴訟が提訴されました。林信秀頭取は、国際畑を歩み、国内での裏金作りスキームに一切タッチしていなかったので、消去法で頭取に選ばれたと推察いたします。何も知らないことは、一番強いことです。なので、この株主代表訴訟の係争を契機に、及川幹雄被告を現場責任者として行った、代々脈々と受継がれている裏金作りスキームの膿を出し切ることを望みます。

 
塚本隆史(63才)元頭取
旧第一勧業銀行派閥
京都大学法学部卒
既に辞任済
 
佐藤康博(61才)前頭取
旧日本興業銀行派閥
東京大学経済学部卒
既に辞任済
 
及川幹雄(50才)
旧第一勧業銀行派閥
日本大学法学部卒
未だ逮捕されず

及川幹雄被告からの着信履歴です。
みずほ銀行への及川幹雄被告からの伝言メッセージです。内容は「自首をする」と言ってますよ。代表佐藤昇    
 
佐藤昇(42才)
生涯無派閥
専修大学法学部卒
既にパンチドランカーでポンコツ済

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