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宮崎前相談役自殺、第一勧銀捜査に影響――う回融資、端緒知る。(4/8)

 

 1997年6月29日に宮崎邦次元頭取は自殺しました。ここに、及川幹雄被告を現場責任者として行った、現在も続く旧第一勧業銀行派閥の所業の根源があります。

 毎週、過去のメディア媒体の記事を読みながら、自殺した宮崎邦次元頭取の望んでいた、自らの死を契機にし、スッキリした形にして素晴らしい銀行にしてほしいという事案とは何だったのかを、皆様と考察していきたいと思います。

 今週は、1997年6月30日の日本経済新聞の朝刊の記事の「宮崎前相談役自殺、第一勧銀捜査に影響――う回融資、端緒知る。」です。

 宮崎前相談役自殺、第一勧銀捜査に影響――う回融資、端緒知る。

 東京地検特捜部の事情聴取から三日目。

 最高首脳の関与の有無が大きな焦点となっていた第一勧業銀行の利益供与事件は、二十九日、宮崎邦次前相談役(67)の自殺という波乱の展開となった。

 日本を代表する大手都市銀行がなぜ、中枢部を巻き込んだ「銀行ぐるみ」で一人の総会屋を特別扱いしてきたのか――。

 事件の核心が依然、闇(やみ)の中に包まれる中、宮崎氏は全容解明のカギを握る人物とされただけに、「捜査への影響は避けられない」などと、検察幹部の間にも大きな衝撃が走った。

 (1面参照) 東京地検の松尾邦弘次席検事は、宮崎氏の自殺に「事情聴取が原因になったとは考えられないが、捜査への影響は避けられない」と驚きと戸惑いを隠しきれない様子で語った。

 第一勧銀事件の特捜部の捜査は今月に入り、急ピッチで進められ、一時は次期頭取に内定していた藤田一郎容疑者(58)ら十人が逮捕された。

 利益供与事件の舞台となった迂回(うかい)融資が行われた期間のうち、公訴時効(三年)にかからない九四年以降に在職していた関係役員はほぼ全員、刑事責任を問われることになった。

 ただ、逮捕者はいずれも前任者から「重要案件」として引き継ぎを受け、忠実に実行したという意味合いが強い。

 特捜部は、銀行ぐるみの犯行の構図を解明するためには、当時の経営トップだった宮崎氏と奥田正司前会長の二人の事情聴取が不可欠として、参考人としての事情聴取に踏み切った。

  特捜部が重大な関心を寄せているのが、迂回融資の始まる直前の九二年九月初め、宮崎、奥田両氏ら第一勧銀側と小池容疑者の師事していた元出版社社長(故人)との間で開かれた「会談」だ。

 第一勧銀側からは、商法違反容疑で逮捕された田中賢二容疑者(59)、渋谷竜夫被告(52)ら当時の総務部幹部も同席。

 この一週間後、審査担当役員だった金沢彰(62)、内田恒雄両容疑者(60)の「二人の元副頭取」の発案で、同行からの直接融資を中断し、関連ノンバンクを介した迂回融資の計画が決まったとされる。

 この元社長は、第一勧銀の合併時から同行の歴代トップと深いつながりがあり、九〇年の元社長の親族の結婚式には、頭取だった宮崎氏が主賓として出席。

 前年の八九年、小池容疑者が野村証券など四大証券の百二十万株を取得した原資の約三十一億円の融資は、この元社長が口利き役を務めていた。元社長は九三年九月に他界したが、近藤克彦前頭取は記者会見で「亡くなった後も呪縛(じゅばく)が解けなかった」と、その影響力を強調した。

 こうした点からも、宮崎氏の事情聴取は、第一勧銀側が採算を度外視してまで一人の総会屋とのパイプを保とうとした事件の背景を解く重要なポイントの一つだったと見られる。特捜部は、宮崎氏の自殺に伴い、この日の奥田前会長の事情聴取を取りやめた。

  <代表佐藤昇のコメント>

 17年前は、宮崎邦次元頭取の自殺で、その場はごまかせましたが、その時の逮捕者は、いずれも前任者から「重要案件」として引き継ぎを受け、忠実に実行しておりました。

 当然、17年経った現在も、代々脈々と、前任者から「重要案件」として引き継ぎを受け、忠実に実行されていることは、及川幹雄被告の存在から、明白な事実であります。

 特捜部は、17年経った現在に、今回こそ、銀行ぐるみの犯行の構図を解明することを期待します。

 株主代表訴訟の行方と共に、今後の展開をお楽しみ下さい。




 
林信秀(57才)頭取  旧富士銀行派閥  東京大学経済学部卒

 2014年3月28日に株主代表訴訟が提訴されました。林信秀頭取は、国際畑を歩み、国内での裏金作りスキームに一切タッチしていなかったので、消去法で頭取に選ばれたと推察いたします。何も知らないことは、一番強いことです。なので、この株主代表訴訟の係争を契機に、及川幹雄被告を現場責任者として行った、代々脈々と受継がれている裏金作りスキームの膿を出し切ることを望みます。

 
塚本隆史(63才)元頭取
旧第一勧業銀行派閥
京都大学法学部卒
既に辞任済
 
佐藤康博(61才)前頭取
旧日本興業銀行派閥
東京大学経済学部卒
既に辞任済
 
及川幹雄(50才)
旧第一勧業銀行派閥
日本大学法学部卒
未だ逮捕されず

及川幹雄被告からの着信履歴です。
みずほ銀行への及川幹雄被告からの伝言メッセージです。内容は「自首をする」と言ってますよ。代表佐藤昇    
 
佐藤昇(42才)
生涯無派閥
専修大学法学部卒
既にパンチドランカーでポンコツ済

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