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宮崎邦次・一勧元会長が自殺 利益供与事件の拡大苦に? 家族に遺書(3/18)

 

 1997年6月29日に宮崎邦次元頭取は自殺しました。ここに、及川幹雄被告を現場責任者として行った、現在も続く旧第一勧業銀行派閥の所業の根源があります。

 毎週、過去のメディア媒体の記事を読みながら、自殺した宮崎邦次元頭取の望んでいた、自らの死を契機にし、スッキリした形にして素晴らしい銀行にしてほしいという事案とは何だったのかを、皆様と考察していきたいと思います。

 今週は、1997年6月30日の朝日新聞の朝刊の記事の「宮崎邦次・一勧元会長が自殺 利益供与事件の拡大苦に? 家族に遺書」です。

 宮崎邦次・一勧元会長が自殺 利益供与事件の拡大苦に? 家族に遺書  第一勧業銀行の宮崎邦次元会長(六七)が二十九日午前八時三十分ごろ、東京都三鷹市大沢五丁目の自宅で首をつっているのを家族が見つけ、一一九番通報した。同市内の病院に収容されたが、同日午後五時五十九分に死亡した。

 同行関係者や家族あての遺書数通が見つかり、「身をもって責任を全うする決意をいたしました」などと書かれていた、という。

 三鷹署は、同行による総会屋への利益供与事件の拡大を苦にした自殺とみて詳しく調べている。

 宮崎氏は奥田正司前会長(六五)とともに、総会屋グループ代表、小池隆一容疑者(五四)=商法違反容疑などで再逮捕=への利益供与事件への関与の有無をめぐり、二十七、二十八の両日、東京地検特捜部から参考人として事情聴取を受けた。二十九日も午後から聴取が予定されており、今後の捜査に一定の影響が出るとみられる。

 三鷹署の調べによると、宮崎氏は自宅二階の書斎兼寝室で、書棚に荷造り用のひもをかけて、首をつっていた。家族が同日午前八時ごろ、まだ寝ているのを確認していたが、知人からの電話を取り次ぐため、再び部屋に入り発見した、という。

 第一勧銀の杉田力之頭取は二十九日夜、杉田頭取のほか、奥田前会長と近藤克彦前頭取それぞれにあてた「私信」があることを明らかにした。

 関係者の話などによると、宮崎氏は前夜の二十八日午後九時すぎまで、特捜部の聴取を受けた。

 その後、東京都内のホテルで、弁護士に会い、「無理な調べはない」などと話していた、という。

 一週間ぶりに車で帰宅する際、同行した秘書に対し、「疲れた」と漏らす一方、「地検で聴かれていることは記憶にない」とも話していた、という。帰宅後、二十九日午前零時ごろに就寝していた。

 宮崎氏は、一九五二年に第一銀行(七一年に日本勧業銀行と合併して現在の第一勧業銀行)に入行。八八年、頭取に就任、九二年から会長を務めた。九六年から相談役となったが、今回の事件の責任を取り、十三日付で辞任していた。その間、日経連副会長や全国銀行協会連合会会長も務めていた。

 利益供与事件に関連して、宮崎氏は五月二十八日の国会で、第一勧銀に小池代表を紹介したとされる元出版社社長(故人)との付き合いは認めたが、小池代表については「某役員から名前を聞いたことがあるが、一度も会ってない」「問題融資も知らなかった」などと説明していた。

 ●故宮崎邦次(みやざき・くにじ)氏の葬儀・告別式について、第一勧銀は「故人と遺族の意思により、親族のみで執り行う」としている。自宅は東京都三鷹市大沢五の三の九。

 ●「解明に支障」 東京地検  宮崎邦次・元会長の自殺について、東京地検の松尾邦弘次席検事は二十九日夜、「ごめい福をお祈りしたい。本件の事件については、解明に支障が出ることは間違いないが、真相解明のため今後も努力したい」とのコメントを出した。

 ●「衝撃的なご不幸」 一勧頭取  第一勧業銀行は二十九日、「あまりにも痛々しい衝撃的なご不幸であります。宮崎氏は長期にわたり当行の発展のために多大な足跡を残された方であり、誠に痛恨の極みであります。一連の事件の経過を宮崎氏は心に耐え難い痛みとして受け止められたものと思われます」との杉田力之頭取名のコメントを発表した。

  <代表佐藤昇のコメント>

 毎度になってしまいますが、この旧第一勧業銀行の黒く腐敗した真相を隠すための猿芝居は、伝統芸の領域です。そして、その伝統をしっかりと優秀に、及川幹雄被告は受け継いでおります。




 
塚本隆史(63才)元頭取
旧第一勧業銀行派閥
京都大学法学部卒
既に辞任表明済
 
佐藤康博(61才)頭取
旧日本興業銀行派閥
東京大学経済学部卒
既に辞任表明済
 
及川幹雄(50才)
旧第一勧業銀行派閥
日本大学法学部卒
未だ逮捕されず

及川幹雄被告からの着信履歴です。
みずほ銀行への及川幹雄被告からの伝言メッセージです。内容は「自首をする」と言ってますよ。代表佐藤昇    
 
佐藤昇(42才)
生涯無派閥
専修大学法学部卒
既にパンチドランカーでポンコツ済

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