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中国大陸から眺めた日本列島(再び歴史認識に)(2/25)

 

 吾輩は中国人、名前はまだない。今年の春節(中国のお正月)は1月31日、公式にはここから1週間程度休み。ただこの間に帰省する人も多く、前後約1ヶ月は春節気分が覆う。30日の大晦日にはお寺等に集まり除夜の鐘を聞き、有名寺院の初詣には多くの人々が集まる。混雑防止のため最寄りの駅は封鎖され、初詣には1駅多く歩く羽目に。中国の1駅は長い。

  もっとも学生の春節はそれよりも長く、4月の進級まで休みが続く。私も日本への帰国は3月下旬を予定、今は中国中を観光中。

 本日の題材は再び歴史認識に。

第二次世界大戦をドイツは真摯に反省し、日本は反省していないと言われる。ただ私が日本人と勘違いして、ドイツ人からは「次回は絶対に勝とう」「俺達は3ヶ月早く降参してしまったが、本当に悪かった」なんて声を掛けられる事がある。

 お酒の席での話を国際問題に結びつける愚を犯す積りは無いが、ドイツ人が心から戦争を反省しているのか、といえば、これはドイツを崇拝する中国人から見ても微妙な問題と言わざるを得ない。

  国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス)は党員数の制限を自らが加える中でも党員番号850万番を数え(ただ脱退者の数は分からないそうだ)、選挙も最後は4千万票前後の得票を記録している。

 比較的自由な選挙が行われたと思われる1932年の段階でも1千万票前後の得票があり、ドイツ内のナチス反対の動きを無視することは出来ないにせよ、ドイツ国民がナチスを熱狂的に支持した側面があることも否定し難い。

 日本にせよドイツにせよ、第二次世界大戦当時、既に国民国家としての体裁を整えており、欧米先進国および日本については、まさに国民国家同士の争いであった。したがってどの国家も、その国家の国民の大多数を巻き込み、その国家なりの正義があった。米国や中国にとって正義の戦争であるばかりではなく、日本やドイツにとっても、正義の戦争であるより他あり得なかった。

 「民主主義国家同士では戦争が起きない」なんていうのはある種のマヤカシで、アメリカ型民主主義国家、要するにアメリカの同盟国同士では戦争が起こらない、と言っているに等しい。あるいは勝者には民主主義の称号が与えられ、敗者には別の名前が与えられた。

  国民国家間の戦争は実にややこしい・・・




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